研究室の歴史

 研究室の歴史は,昭和53年(1978年)4月に大谷義彦先生(現在:日本大学 名誉教授)が「大谷研究室」を開設され,平成9年(1997年)4月に大谷研究室のスタッフ(当時は副手)として内田が着任することから始まります.
 ちなみに,内田はスタッフとして着任する前に,大谷先生のご指導のもと卒業研究ならびに大学院(博士前期課程)での研究にそれぞれ取り組んでおりました.また,後年は博士学位論文申請の際も主査をしていただきました.
 話を戻しまして,平成16年(2004年)4月に内田が助手から専任講師となり,研究室の名称が「大谷研究室」から「大谷・内田研究室」となります.その後,平成22年(2010年)3月末に大谷先生がご定年となり,平成22年4月に「内田研究室」が開設されました.
 大谷研究室時代から数えて大学での教育・研究活動に従事して20年以上が経過し,内田研究室としては14年目を迎えます.今後ともご指導,ご鞭撻のほど,よろしくお願い申し上げます.


研究内容

 専門は照明工学です.
 「照明」というキーワードから,とにかく光源を取り付けて明るくすれば良いのでは? と思われるかもしれませんが,目的に応じた適切な明るさや,快適性,省エネルギーなど,様々な要素を検討する必要があります.よって「照明工学」は,電気工学や電子工学だけではなく,物理学,建築学,生理学,心理学,色彩学など多岐に渡った学際的な学問です.

 本研究室では,省エネルギー環境負荷低減を考慮した,快適な視環境の実現を目指した照明工学に基づく研究を行っております.

 研究領域と主なキーワードは以下の通りです.

    研究領域
    • 照明理論,視環境設計,視覚・色覚
    キーワード
    • ハード技術:固体照明(Solid State Lighting:SSL),発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED),有機EL(Organic light-emitting diode:OLED)
    • ソフト技術:照度計算(数値シミュレーション),主観評価(明るさ,色,快適性など),照度・輝度の簡易的な測定や制御(CCDカメラ,Raspberry Pi,Arduinoなど)
 少し古い内容もありますが,研究室紹介としてまとめたものがこちらです.
 研究成果を発表した論文や学会での口頭発表については,研究業績のページをご覧ください.


その他の情報

 4年次の卒業研究(以下,卒研と呼びます)や大学院への進学,また3年次後期(第4クオーター)に設置されているゼミナールについての情報は,教育のページをご覧ください.
 卒研だけでなく,研究室内の親睦を図るため,もしくは卒研の報告会や発表会の反省会と称した月1回の懇親会などのイベントもあります.今までに開催したイベントの様子は,こちらをご覧ください.


研究室の訪問(見学)について

 研究室の訪問や見学は,できる限り対応致します.しかしながら,講義や会議などにより内田が研究室を不在にすることも多いため,事前に電子メールなどでアポイントメントをとっていただくことをお勧め致します.内田の連絡先(メールアドレス)はこちらをご覧ください.
 また,通常,研究室の扉は開け放しておりますが,これは研究室が閉鎖的な場所では無いことを示すためであり,誰でも勝手に出入りしたい放題という意味ではありません.たまにこれを勘違いして,関係者以外で研究室に無断で入る場合が学生だけではなく社会人でも見られます.大変残念です.
 よって,研究室訪問(見学)の際は礼儀正しくお願いします.